初めまして。静岡生まれ、静岡育ちの書道家 松蘭です。
『松蘭』という雅号は、書家であった亡き祖父、「松南」から受け継ぎました。
海外にばかり興味があった学生時代、実際に何カ国かで暮らしていくうちに、
自分のアイデンティティーについて考えるようになり、
自分のルーツ、祖先への感謝、古き良きものを大切にしていきたいと思いが強くなりました。
外国の方々には、美しくカッコ良い真の日本を知ってほしい。
日本の方には、自国の誇らしさ、尊さを感じてほしい。
昔掛川の茶畑にあった祖父の書道教室の風景。
文化も時代と共に形を変えることで、
これまでにない新しい日本の魅力を知ってもらえる可能性を感じ、
2017年に生まれた抹茶書®。
祖父の影響で書の道に進んだという、その原点。
すべてが一つの想いにつながり、使命感となって書道のお仕事をしています。
私の書は、書の「道」の原点を大切にしながら、
絵画や音楽同様表現アートとして、様々な素材や色彩を活かしコラボレーションし、
新しいスタイルでの書の制作活動を目指しています。
例え漢字やひらがなの意味を知らない方が観たとしても、
何か五感に働きかける、心に響く日本の総合芸術でありたいと願っております。